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環境ニュース[国内]

ソニービジネスソリューションが天然芝の成長促進LEDシステムを開発

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.08.07 【情報源】企業/2015.08.04 発表

 ソニーの業務用製品を中心にしたソリューション事業を手がけるソニービジネスソリューションは、天然芝の成長促進LED(発光ダイオード)システム「BRIGHTURF(ブライターフ)」を開発した。サッカーJリーグの鹿島アントラーズ・エフ・シーが採用し、茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)で2016年度シーズンから稼働する。
 重点領域に位置付けるスタジアムビジネスで、日照の不足によって発芽・成長時期が限られる天然芝の課題に着目した。ソニービジネスソリューションは鹿島アントラーズ、LED製品のセキシン電機(東京・目黒区)、信州大学とともに2012年にプロジェクトを立ち上げた。年間を通して良好なコンディションを保つことを目指して、芝の育成の研究を行ってきた。
 植物栽培用LEDの照射条件などの検証を重ね、天然芝成長促進用のLEDシステムを開発・商品化した。システムを芝の上に設置してLEDの光を一定時間照射すると、芝の成長が進む。光合成に必要な赤色と青色のLED素子を搭載し、低消費電力で芝の生長を促す。赤色・青色の独立調光やタイマー機能によって各種の芝に対応した照射条件を最適化できる。
 フレームは軽量アルミ合金製で運搬・収納が容易な伸縮するコンパクトな形状にした。LED光源には昭和電工の植物育成用LEDチップを採用し、製品はセキシン電機が製造した。ソニービジネスソリューションが各スタジアムに応じた運転パターンのコンサルティングを含め、月額サービスで提供する。今後、国内のスポーツ競技場への提案を積極的に展開する。【ソニービジネスソリューション(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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