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環境ニュース[国内]

三菱電機、神戸地区に制御盤の新工場を建設して電源装置増産、省エネ設備導入

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.06.17 【情報源】企業/2015.06.12 発表

 三菱電機は、神戸地区(神戸市兵庫区)構内に制御盤の新工場を建設する。電源装置・系統制御システムの増産体制を構築して電力システムや交通システム分野の需要増に応え、事業の拡大を図る。最新の省エネ設備も導入し、CO2排出量を削減する。6月に着工して2016年5月の完成を予定する。同年6月から順次、稼働する。
 電力システム分野の再生可能エネルギー普及に伴う系統安定化や、交通システム分野の列車への電力安定供給などの需要を受けた。各種制御盤の生産・試験スペース拡充、スマートグリッド(次世代送電網)や電力制度改革に対応した事業間連携による技術開発の加速、系統変電部門の集約化を狙いにする。約65億円を投資する。
 新工場は6階建て延べ床面積は約2万3300m2で、生産試験エリアと事務所エリアを設ける。電圧や周波数を調整する制御盤や、天候の影響を受ける太陽光・風力発電などの電力系統安定化を目的に変電所に使用する制御盤、事故から電力設備を保護するために変電所に設置する制御盤、電力系統監視制御システムなどを生産する。
 新工場は、環境・省エネ対策として自社の最新機器を採用し、年間のCO2排出量を300t削減する。全フロアを調光制御のLED(発光ダイオード)照明にするほか、変圧器・空調機・換気設備で高効率の機器を導入する。太陽光発電設備は160kWを備える。加えて断熱複層ガラスなどで熱負荷を低減し、屋上には約200m2の緑化を施す。【三菱電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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