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環境ニュース[国内]

富士電機、アジア市場向けの空調用インバーターを発売、電力消費量を大幅削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.08.20 【情報源】企業/2015.08.10 発表

 富士電機は、アジア市場向けの空調用インバーター「FRENIC(フレニック)-eHVAC」を8月10日に発売した。主に中小規模の工場設備、商業施設などの空調設備用に機能を絞り込むとともに、自社の汎用(はんよう)インバーターの主力製品と部品を共通化することで市場競争力を高めた。従来製品と比べて電力消費量を大幅に削減する。
 空調設備には、循環する冷却水の流量・圧力・温度に応じて冷却塔ファン、冷却水ポンプなどの運転をきめ細かく制御することが求められる。FRENIC-eHVACは高度な演算機能「カスタマイズロジック」を搭載し、空調設備の最適制御を実現する。冷却水ポンプの10日間の実測データで従来製品と比べて電力消費量を約45%削減する。
 入力定格電圧は3相400Vで、0.75〜280kWの適用モーター容量をそろえた。省エネ性能の高さをアピールして展開する。現在値、設定値、消費電力などさまざまな情報が同時に表示できる通信式タッチパネルをオプションで用意した。これを使うと、インバーター本体から離れた場所で空調設備の運転状況を確認して操作できるようになる。
 空調設備の省エネに使われるインバーターは世界のインバーター市場の約20%を占め、中でもインドや東南アジアでは今後も年間5%程度の成長が見込まれる。この地域では空調市場の拡大に伴ってファン・ポンプのインバーター制御による省エネが進み、産業プラント、工場設備、ビル、商業施設などさまざまな分野に広がっている。【富士電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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