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環境ニュース[国内]

ホンダ、FCV・EVの外部給電用インバーターを使用した実証を鳥取大病院と実施

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2015.08.04 【情報源】企業/2015.07.31 発表

 ホンダは、外部給電用インバーター「Power Exporter CONCEPT(パワー・エクスポーター・コンセプト)9000」を使用した実証実験を鳥取大学医学部附属病院(鳥取県米子市)と8月から実施する。同インバーターは燃料電池車(FCV)・電気自動車(EV)からの電源供給を可能にするもので、医療機器に給電して、災害時の総合的な医療活動への効果を検証する。
 FCVやEVは大きな電力を発電・蓄電する機能を車両自体が保有し、電力を走行エネルギーに使うだけでなく外部に供給することで電源の役割を担う。移動する電源になり、災害時などには医療の現場やコミュニティーに対して車両でつくった電力が提供できる。実証実験では実際にEVから病院の各種機器に電力供給して効果を調べる。
 パワー・エクスポーター・コンセプト9000は、一般家電向けのAC100V(15A)が6口で最大9kWの電力が使用できる。避難所の大型暖房などの場合、AC200Vでは6kW、AC100Vでは3kWの計9kWが使用できる。ホンダが発電機事業で蓄積したノウハウと世界中の電圧・周波数に対応した電源技術によって、家庭の電源と同じ水準で、品質の高い電気の供給を実現する。
 実験では、ホンダのEV「フィットEV」からパワー・エクスポーター・コンセプト9000を通して病院のさまざまな医療機器に電気を提供し、停電時でも利用できることを実証する。医療機器は超音波診断装置、除細動器、卓上吸引機、ポータブルX線撮影装置、人工呼吸器、濃縮酸素供給装置、人工心臓システム、ドクターカーを使う。【本田技研工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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