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環境ニュース[国内]

日立、サウジアラビア国営送電公社に同国の変電所関連インフラ開発で技術協力

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.09.07 【情報源】環境省/2015.09.02 発表

 日立製作所は、サウジアラビアでの電力インフラの開発に技術協力する。同国の国営送電公社、ナショナルグリッドの変電所機器に対して行うことで、両社で合意した。同国の変電所で使用する製品の仕様標準化や、ナショナルグリッドのエンジニへのトレーニングを実施する。ナショナルグリッドと技術協力を結んだ日本企業は日立が初めてだ。
 サウジアラビアは経済、人口規模が中東地域最大で、経済成長や人口増加から電力需要が急増加し、送電網などの電力流通インフラの増強が急務とされている。現在約720カ所にある変電所は、2020年に900カ所に増加すると見込まれる。ナショナルグリッドはこうした状況を受け、安定した電力供給に向けて日立の技術協力を受けることにした。
 日立は、変電所に不可欠なガス絶縁開閉装置を主体にした電力流通事業会社のHTDSAを3月にサウジアラビアに設立した。同国の財閥、ジュファリグループ傘下との合弁で、機器・サービスを提供している。ナショナルグリッドへの技術協力ではHTDSAを通じ、開閉装置や変圧器など変電所の製品のエンジニアリングや設計の標準化を提案する。
 加えて、エンジニアへのトレーニングや技術情報の交換によって知識や経験を共有し、ナショナルグリッドと長期的な協力関係を築いて、
サウジアラビアの電力流通分野のインフラ構築と人材育成を支援する。ナショナルグリッドは同国営サウジ電力から分離独立して2012年1月に設立した。同国内の全ての高圧・超高圧送電網を運営している。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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