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環境ニュース[国内]

竹中工務店、東関東支店でZEBに向けた改修に着手、既存ビルを使いながら工事

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.09.24 【情報源】企業/2015.09.15 発表

 竹中工務店は、自社の東関東支店(千葉市)でZEB(ゼロエネルギービル)に向けた改修に着手した。既存の一般的なオフィスビルを対象に、ビルを使いながら工事することで、ZEBのニーズに対応するほか、ZEBの普及促進を目指す。ZEBは、エネルギーを自給自足することで化石燃料などからのエネルギー消費量をゼロかおおむねゼロにする建築物を指す。
 東関東支店は鉄骨・鉄筋コンクリート2階建てで、1318m2の延べ床面積があり、2003年に完成した。今回、自社で初めての完全ZEB化プロジェクトとして10月から2016年3月まで改修工事を行う。改修では、最先端の外装を使った“外皮負荷”の低減や、地中熱などの未利用エネルギーを活用した、エネルギー消費量の大幅な削減を実現する。
 加えて、再生可能エネルギーでエネルギー供給量が消費量を上回る「プラスエネルギービル」を目指す。そのほか最新のICT(情報通信技術)を導入したワークスタイルや、省エネと快適性を両立するオフィス環境を構築するとともに、エネルギーの統合制御によってBCP(事業継続計画)を強化し、これらを統合したデザインにする。
 2016年4月の運用開始を予定している。ZEBに改修する東関東支店は、築12年で2階建ての小規模な建物だ。竹中工務店は、この取り組みで採用する新しい技術や工事経験が全国に多く存在する中小規模のオフィスビルなどに広く適用できると考えている。竹中工務店は新築ではこれまでもCO2排出量を実質ゼロにする建物を設計している。【(株)竹中工務店】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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