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環境ニュース[国内]

YKK AP、ビル専用の窓改修カバー工法商品を販売、断熱改修で省エネ性能向上

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.09.29 【情報源】企業/2015.09.18 発表

 YKK APは、窓改修カバー工法商品「SYSTEMA(システマ)31Br」の販売を9月30日に始める。オフィスビルなど非居住ビル専用は、業界で初めてという。既設の窓枠に新しい窓枠をかぶせるシンプルな工法で、スリムなフレームの専用商品となっており改修前と同様の眺望やデザインを確保する。断熱改修によってビルの省エネ性能を高められる。
 国内では近年、造って壊すことを繰り返すスクラップ&ビルドから、資産・資源の有効活用を目指す方向にあり、オフィスの改装工事の増加が見込まれる。加えて、国の温室効果ガス排出量の削減目標をにらみ、オフィスの省エネ対策の推進が求められている。これにより、断熱性向上や建物機能の維持で窓の改修が重要になっていることから開発した。
 従来この分野で規格化された専用商品がなく、積極的な提案ができていなかった。YKK APはシステマ31Brでビル窓改修市場の拡大を目指す。システマ31Brは既設枠の不要な部材をカットした平らな開口に新設枠を取り付けるカバー工法で、オフィスビル用窓・ドアなどのシステマシリーズに窓改修専用商品としてラインアップする。
 これまでの窓改修は、現場ごとにオーダーを取りカバー材を用意していたため部材面が大きくなり、ガラス面が小さくなる問題があったが、このカバー工法だとガラス面が大きくできる。単板ガラス仕様から複層ガラス仕様に改修すると断熱性が向上し、省エネにつながる。さまざまな種類の窓に対応でき、2016年度に10億円の受注を目標にする。【YKK AP(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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