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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、中国の熱電併給GTCC設備向けガスタービン2基受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.10.01 【情報源】企業/2015.09.29 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、最新のガスタービン「M701 F5形」を2基受注した。中国の電力大手、華能国際電力が北京市に新設する熱電併給ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備向けで、同形の中国向けの受注は初となる。高効率でCO2排出量を低減する。
 北京市で進められている華能北京火力発電所第3期建設工事用で、第1期の石炭火力発電設備を置き換えて熱電併給GTCC発電設備を造る。約110万kWの出力があり、冬は運転を切り替えて電力の他に熱も供給し、北京市の電力と熱需要に応える。MHPSは同発電所の第2期にもガスタービン「M701 F4形」2基を納入していて、これで計4台になる。
 第3期の熱電併給GTCC発電設備は、M701 F5形ガスタービン2基と、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などで構成する。MHPSは中核機器のガスタービンを製作し、技術供与している中国重電機器大手、東方タービンを通して供給する。加えて、MHPSと東方タービンの合弁会社が窓口になり、8年間の長期メンテナンスも近く正式契約する。
 M701 F5形は運転累計22万時間を超えるM701 F4形を改良した最新鋭機で、クラス最高レベルの“GTCC熱効率”が特長だ。CO2排出低減とともにNOx(窒素酸化物)の発生も抑えられる。MHPSは今回の受注を弾みに中国市場で営業活動を加速させる。GTCC発電はガスタービンで発電した後、排熱を使って蒸気をつくり、蒸気タービンでも発電する。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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