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環境ニュース[国内]

三菱地所、弁当容器回収・リサイクルプロジェクトを東京・丸の内エリアで開始

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.10.06 【情報源】企業/2015.10.01 発表

 三菱地所は、飲食店で販売する弁当にリサイクル容器を使用して回収・リサイクルを行うプロジェクトを東京・丸の内エリアで10月1日に始めた。エリア内の5棟のビルで2カ月、実証実験を行う。開発事業者が複数のテナント店舗と連携し、リサイクル容器を使ってリサイクルする取り組みは日本初という。「丸の内エコ弁プロジェクト」と名付けた。
 丸の内エリアで販売される弁当は年間約260万個あり、街の環境負荷軽減を目的に実施する。開発事業者の三菱地所とテナント店舗、同エリアの就業者が一体になって展開する。表面に薄いフィルムを貼り付けた弁当容器を使い、購入者は食後にフィルムをはがして各ビルに設置した回収ボックスに返却する。フィルムとふたは破棄する。
 ゴミは、はがしたフィルムとふただけになり、ゴミの量を約67%削減する。加えて、リサイクル材料になる使用済み容器の溶解・再利用前の洗浄が不要で、節水と水質汚染の軽減につながる。再生原料を使うことで資源も節約できる。容器自体も70%と高いリサイクル原料率がある。リサイクルへの参加が容易なため、回収量が増えると期待している。
 1つの弁当容器がリサイクル容器に変わると、従来のように容器を廃棄して新たに製造する場合と比べて、CO2の発生が約120g抑えられる。テナント店舗にとっても、リサイクル容器にすることで容器コストが削減できる。実証実験の弁当は3棟16店で販売し、回収ボックスは5棟に計約90カ所設けた。導入店と回収率の向上を目指す。【三菱地所(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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