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環境ニュース[国内]

旭硝子、省エネ窓改修用のLow-Eガラスが北海道庁本庁舎の窓断熱化に全面採用

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.10.07 【情報源】企業/2015.10.01 発表

 旭硝子(AGC)の省エネ窓改修用のLow-Eガラス「アトッチ」が、北海道庁本庁舎(札幌市中央区)の耐震改修窓断熱化工事に全面採用された。施工面積は約1800m2に及ぶ。一部の部屋に試験施工して2013年9月から省エネ性能の実証試験を行った結果、空調のエネルギー削減が確認された。そのことが評価され、庁舎全体への導入が決まった。
 アトッチは、従来窓の改修が困難だったビルを始めとする大規模建築物向けに開発した。室内側から既存のガラスに取り付けるため足場の設置が不要で、工事は1つの窓あたり30分から1時間で完了する。既存ガラスをそのまま使用することから、廃棄物もない。遮熱フィルムのような定期的な貼り替え作業も要らない。
 夏の暑さと冬の寒さへの対策ができ、年間を通じて省エネ効果を発揮する。北海道庁本庁舎の実証試験では、空調のエネルギー削減に加え、通常の窓改修と比較して施工期間や費用が抑えられることや、短い施工時間で休日に施工でき、平日の業務に支障がない点が評価された。不快な結露の抑制や、廃棄物が出ないことも認められた。
 札幌市の気象条件での試算では、夏の遮熱と冬の断熱機能によって年間で37.5%の空調エネルギーが削減できる。アトッチはこの省エネ性能が評価され、省エネ機器や新エネルギー利用設備の導入、普及啓発活動などの成果を道が表彰する制度「北海道省エネルギー新エネルギー促進大賞」の「省エネルギー部門」で大賞を受賞した。【旭硝子(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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