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環境ニュース[国内]

JFEエンジニアリング、船舶向けバラスト水処理装置のメンテナンス体制を拡充

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.10.09 【情報源】企業/2015.10.07 発表

 JFEエンジニアリングは、船舶向けバラスト水処理装置のメンテナンス体制を拡充する。JFEホールディングスやIHIなどが出資する造船のジャパンマリンユナイテッド100%子会社で船舶・船舶用部品のアフターサービスを手掛けるIMCと、処理装置の保守点検・修理で業務提携した。同社のネットワークを加えて装置搭載船舶の利便性を高める。
 バラスト水は、船舶のバランスを保つために船底に積み込む海水で、荷揚げ港で入れて荷積み港で排出する。処理装置は、バラスト水とともに船舶で運ばれる有害な海洋生物を処理して生態系への影響を抑える役割がある。JFEエンジは「JFEバラストエース」の製品名で処理装置を展開し、国内外で700隻を超える船舶が採用している。
 JFEバラストエースはフィルターで海水をろ過したうえで、海水に含まれる海洋生物を薬剤で除去する。さまざまな水域・水質に対応することや消費電力の少なさが特長だ。JFEエンジはJFEバラストエース搭載後のサポート体制を船舶用商社や船舶用品販売会社と整備してきたが、IMCとの提携でメンテナンス拠点を世界主要港21拠点にした。
 薬剤の供給拠点は23カ所に用意している。JFEエンジはメンテナンス体制を充実させることで、JFEバラストエースの採用拡大につなげる。IMCはジャパンマリンユナイテッドが提供していた船舶機器のアスターサービスなど就航船のサポート業務を10月1日に継承し、バラスト水処理装置の取り扱いを始めた。環境対策分野の事業強化を推進する。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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