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環境ニュース[海外]

イギリス自然環境研究会議、気候変動がイギリスの野生生物に及ぼす影響を報告

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2015.10.13 【情報源】イギリス/2015.09.30 発表

イギリス自然環境研究会議(NERC)は、気候変動がイギリスの野生生物に及ぼす影響に関する報告書を公表した。この報告書は、前回の報告書公表後2年間に発表された最新の研究成果を含め、気候変動の影響に関する最良の証拠をまとめたもので、政府や自然保護団体の意思決定のために有益な情報を提供している。それによると、特に湿地、沿岸、高地生態系気候変動の脅威に晒されており、一部の生物種が北方や高地に生息場所を移していることや、高温に適応するよう進化していることが確認されているという。しかし、多くの生物種は急速な気候変動に対応できておらず、既に北方や高地に生息している種にとっては好適な生息地が縮小しているという。また、気候変動によって外来種の移入が増加し、在来種に悪影響を及ぼす可能性が高まっている他、気候変動生態系サービスへ及ぼす影響も懸念されている。NERCは、野生生物の気候変動への適応を支援するためには、保護区だけでなく全国規模で生態系気候変動に対する回復力を強化する必要があるとしている。【イギリス自然環境研究会議】

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