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環境ニュース[国内]

NEC、エネルギー子会社が大容量蓄電ソリューション開発で米国蓄電会社と協業

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.10.14 【情報源】企業/2015.10.09 発表

 NECのスマートエネルギー(情報通信技術を活用したエネルギーネットワーク)子会社、NECエナジーソリューションズ(米国マサチューセッツ州)は、同国の蓄電技術会社、EOSエナジーストレージ(ニューヨーク州)と協業する。次世代の大容量蓄電ソリューション開発で、技術を融合して長時間の放電を実現するソリューションを開発する。
 協業では、NECエナジーソリューションズのグリッドストレージ(電力系統に接続されたエネルギー貯蔵システム)ソリューションと、EOSの亜鉛ハイブリッド正極電池や蓄電システムを組み合わせる。グリッドストレージソリューションは、統括制御システムや電力の直流と交流を変換するパワーコンディショニングシステムなどで構成する。
 EOSの亜鉛ハイブリッド正極電池「Eos Znyth(ジンス)」は、亜鉛やチタンを活用し、独自の電解液・緩衝材で酸化還元反応を高めて低コスト・長寿命を実現した。両社は双方が保有するこれらの技術を生かし、4時間以上の長時間にわたる放電を可能にし、同時にコストを抑える。開発は2016年までを目標にしている。
 世界中で太陽光や風力など再生可能エネルギーの利用が増大する一方、発電量の変動が大きいことから需給や周波数の調整が課題とされる。蓄電システムは迅速な充放電でこれらの調整ができ、効率的な運用を支える。NECエナジーソリューションズのグリッドストレージソリューションは、世界11カ国で計110MW(11万kW)以上の実績がある。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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