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環境ニュース[国内]

富士電機・清水建設など、北海道釧路市で施設園芸事業に参画、植物工場を建設

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.10.30 【情報源】企業/2015.10.27 発表

 富士電機と清水建設は、ウシオ電機などとともに北海道釧路市で施設園芸事業に参画した。パプリカ栽培会社の北海道サラダパプリカ(同市)に出資し、太陽光利用型の植物工場や集出荷施設、事務所などの建設に着手する。富士電機は8月7日に出資を終え、清水建設とウシオ電機は10月27日に出資した。3社のほかに地元の金融機関なども加わった。
 北海道サラダパプリカは、パプリカ栽培事業者が釧路市の支援を受けて3月に設立した。今回の各社の出資によって、富士電機と清水建設がそれぞれ比率37.8%で最大出資者となり、ウシオ電機が18.4%で続く。同市から賃借する面積約3万m2の土地を使い、2万3000m2の植物工場をはじめとする施設の建設を10月中に始める。2016年3月の完成を予定する。
 最先端の環境制御技術を導入し、最小のエネルギーで年間を通してパプリカを栽培できる大型施設を設ける。暖房の熱源には、隣接する製紙会社の蒸気排熱を利用する。完成後、2016年夏の初出荷に向けてパプリカを栽培する。事業者向けの販売を基本に首都圏と北海道内で顧客を開拓し、2018年の単年度黒字と2020年の年間生産量600tを目指す。
 富士電機はプラント建築を担当し、空調制御とエネルギー管理技術を生かして栽培に必要な温度、湿度、日射量などを最適に制御し、省エネを図る。清水建設は室内環境評価や害虫対策などの技術を活用して栽培手法の確立を後押しする。日本でパプリカは輸入品が約90%を占め、新鮮で安全な国産品が求められていることから各社は参画を決めた。【富士電機株(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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