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環境ニュース[国内]

横浜ゴム、タイのタイヤ生産・販売子会社が生物多様性保全活動のイベント実施

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.11.13 【情報源】企業/2015.11.10 発表

 横浜ゴムのタイのタイヤ生産・販売子会社、ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイランド(YTMT)は、敷地内で展開している生物多様性保全活動を紹介するイベントを10月20日に実施した。従業員が続けてきた生物多様性モニタリング結果報告や、生物が生息しやすい環境のビオトープ(生物生息空間)の説明、現地見学会などを行った。
 YTMTは、タイ中部で首都バンコクの南東に位置するラヨーン県のアマタシティー工業団地に立地し、2004年1月に設立した。イベントには、近隣地域のリーダーや地元の役場職員、小学校教諭や同工業団地のCSR企業の社会的責任)組織関係者、地域のマスコミなどが集まり、YTMTが、手掛けている生物多様性保全の取り組みに関する情報を公開した。
 YTMTは2013年9月に生物多様性保全活動を始めた。周辺の水質や環境状態の調査を基に活動場所を選び、鳥類、チョウ、トンボを捕獲、撮影して種類、餌、生息場所、ライフサイクルなどを調べ、データベースにした。鳥類は森林に生息して木の実や昆虫を食べるため生態系の豊かさの指標になり、トンボは池や湿地を好むことから水質状況が分かる。
 こうしたデータで工場内の生物多様性を把握してビオトープづくりに生かす。ビオトープは2016年2月の完成を予定し、地域の学習・交流の場にも活用してもらう。YTMTは、横浜ゴムの植樹プロジェクトを受けて2008年から敷地内に6万6296本の木を植えたほか、世界自然遺産のカオヤイ国立公園に生息する野生動物保護を目的に塩土作りも進めている。【横浜ゴム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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