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環境ニュース[国内]

東芝・大日本印刷、6カ所の事業所で互いの敷地を活用して生物多様性保全活動

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.04.23 【情報源】企業/2015.04.21 発表

 東芝と大日本印刷(DNP)は、国内6カ所の近接するグループ事業所で、互いの敷地を活用して生物多様性保全活動を実施する。両社が連携して活動領域を広げ、生態系ネットワークの構築や希少な動植物の保全を進める。企業の事業所は部外者の立ち入りを制限しているため動植物の盗掘や乱獲が防止でき、天敵や外来種による食害のリスクも少ない。
 関係者の連携による生物多様性保全が重要な課題になっていることから、グループの事業所同士を結び付けて活動を推進する。各地域で意識向上を図り、将来は企業や学校、公共施設などパートナーを増やして拡大する。両社は、岩手県北上市、川崎市、神奈川県横須賀市・横浜市、愛知県瀬戸市・名古屋市、岡山県津山市・岡山市、北九州市で取り組む。
 DNP事業所で育成しているチョウの食草を東芝事業所に移植してチョウの生息域を広げたり、東芝で保全する希少な植物をDNPに移植して種の絶滅リスクを分散するなどの活動を手掛ける。瀬戸市・名古屋市ではウマノスズクサの育成によるジャコウアゲハ、北九州市ではスミレ科植物の育成でツマグロヒョウモンの生態系ネットワークを構築する。
 他の4地域でも、絶滅が危惧される動植物の保全や生態系ネットワークの構築を行う。東芝グループは事業所を起点にした生態系ネットワークの構築を生物多様性保全の目標に掲げ、2015年までに世界64拠点でビオトープ(生物生息空間)を整備する。DNPグループは、周辺地域の生態系に配慮した事業所内緑地づくりを社員参加型で展開している。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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