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環境ニュース[海外]

国際再生可能エネルギー機関、再生可能エネルギーの拡大は世界のGDPを押し上げると分析

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.01.27 【情報源】国際機関/2016.01.16 発表

 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は、再生可能エネルギーの普及がマクロ経済に及ぼす影響を初めて世界規模で分析した報告書を公表した。これによると、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの比率を2030年までに36%に拡大すると、世界のGDP(国内総生産)は1.1%(約1兆3000億ドル)上昇するという。これは、現在のチリ、南アフリカ、スイスの経済を合わせたものより大きく、なかでも日本は、2.3%増と最もプラスの影響を受けるという。また、再生可能エネルギーへの移行が、気候変動の緩和だけでなく、福祉の向上(3.7%増)や雇用の拡大(920万から2400万に増加)にもつながると分析。さらに貿易パターンも変化し、日本、インド、EUなど石炭や石油を輸入に頼る国は大きな恩恵を受けるという。IRENAでは、再生可能エネルギービジネスが成長することによって、気候変動の緩和への投資が、他の社会経済目標の達成につながる投資になるとしている。【国際再生可能エネルギー機関】

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