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環境ニュース[国内]

東芝、インドの製造拠点で電力・配電用変圧器のライン増設、電力需要に対応

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.02.10 【情報源】企業/2016.02.05 発表

 東芝は、インドの電力・配電用変圧器と開閉装置事業の製造・販売拠点、東芝電力流通システム・インド(TTDI)に高電圧・大容量変圧器と開閉装置の製造ラインを増設し、本格稼働を始める。同国や周辺の国での電力需要の拡大に対応する。電力・配電用変圧器は生産能力が向上し、開閉装置は量産体制を構築した。
 電力用の変圧器は、今回の製造ライン増設でラインアップを広げ、765kV・500MVA級の高電圧・大容量変圧器を製造する。配電用の変圧器については、製造ラインの改善や作業の効率化を実施した。これらによって変圧器全体の生産能力が約1.5倍に高まった。TTDIは、2018年度にインドの変圧器シェア20%を目指す。
 開閉装置は、変電所や発電所などで絶縁性のあるガスを使って高圧電力系統の遮断、接続を行う、ガス絶縁開閉装置(GIS)の製造ラインを新設した。GISは都市部を中心に今後需要増が期待される。本格生産を始め、インド国内で部品調達、設計、製造することによるコスト競争力の高い製品を展開して事業を強化する。
 インドでは人口の増加や広大な国土を背景に送配電機器の需要が見込まれる。半面、送配電ロス率が約30%と高く、供給安定化のために高品質・高効率の機器が求められている。東芝は現地企業を買収して2013年にTTDIを設立し、品質の向上を図ってきた。今回の製造ライン増設で質の高い製品の供給が可能になった。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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