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環境ニュース[国内]

パナソニック、「エコキュート」の寒冷地向け新製品を発売、省エネ性能が向上

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2016.04.18 【情報源】企業/2016.04.13 発表

 パナソニックは、自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯機「エコキュート」の寒冷地向け新製品18機種を6月27日に発売する。省エネ性能をさらに向上させるとともに、4月に始まった電力大手の新しい電気料金メニューにも対応できる。寒冷地向けで初めて、風呂の湯温を台所リモコンで簡単に選択できる「温浴セレクト」機能を搭載した。

 新製品はヒートポンプユニットの水冷媒熱交換器で使われている冷媒管形状を改良し、冷媒との接触面積を増やして熱交換効率を高めた。貯湯ユニットは、小型の形状を維持しながら断熱材を二重に巻いた仕組み「ダブル真空断熱材」を業界で初めて採用した。断熱材の面積も拡大して保温性能を向上させた。従来の独自機能と合わせて一層の省エネと節水を図る。

 これまでの電気料金メニューに加え、電力小売りの全面自由化に伴う、電力大手10社の新メニュー計47種類に対応した設定もできる。電気使用がピークになる朝の時間帯と重ならないように、沸き上げ完了時間を1時間早めることもできる。温浴セレクト機能は「あつめ」「ふつう」「ぬるめ」から選べる。沸き上げの制御と圧縮機の能力向上で実現した。

 温浴セレクト機能は湯温をぬるくする場合に差し水ではなく、湯の熱を貯湯タンクに戻してムラなく好みの温度にし、節水にもつなげる。住宅エネルギー管理システム(HEMS)と接続する別売りアダプターは台所リモコン裏側の壁面に設置するタイプで、美観を損なわない。さらに脚の4本化で耐震性を高め、震度7相当に耐えられるようにした。


提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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