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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、佐渡島で実施される「営農型発電」実証に太陽電池提供

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.06.17 【情報源】企業/2016.06.17 発表

 ソーラーフロンティアは、新潟県の佐渡島で実施される「営農型発電」実証にCIS薄膜太陽電池を提供した。同社は昭和シェル石油の100%子会社で、太陽電池生産・販売を手掛けている。東京大学が推進する再生可能エネルギーと自然資本を複合利用するプロジェクトの一環で取り組む。人口減少と高齢化が進む佐渡島で太陽光発電による農業への経済効果を検証する。

 営農型発電は耕作地に太陽電池パネルを設け、作物栽培と太陽光発電を同時に行い、農地の最大活用を図る手法を指す。農業からだけではなく、売電による収入も得られるため、全国で広がり始めている。このプロジェクトでは10kW規模の太陽光発電システムが設置され、ソーラーフロンティアの「Solacis neo(ソラシス・ネオ)」が採用された。

 ソラシス・ネオは薄型・軽量が特長の太陽電池パネルだ。ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池パネルは、佐渡島のように年間の日照量が比較的少ない地域でも、他のパネルと比べて発電量が高い。プロジェクトでは農作業を円滑にするため、高さ2mの架台に13.5度の角度で南向きにパネルを取り付けた。年間で約1万1000kWhの発電量を見込む。

 土地を所有する一般社団法人「鷲崎から始める佐渡を育てる会」が農作物と太陽光発電システムの管理・運用を担当する。同会は、佐渡島・鷲崎地区の地場産物や地域資源の付加価値を高める活用法の開発と自然エネルギーの有効利用を目指す。佐渡島でソーラーフロンティアは、廃校を活用した酒蔵プロジェクトにもCIS薄膜太陽電池を提供している。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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