ヤマトHD、傘下が「小型家電リサイクルサービス」を開始、大栄環境などと連携

【ごみ･リサイクル リサイクル】 【掲載日】2016.10.04 【情報源】企業／2016.09.28 発表

　ヤマトホームコンビニエンス（YHC）は、「クロネコ小型家電リサイクルサービス」を10月3日に始める。同社はヤマト運輸を中核にするヤマトホールディンググループ企業で、引っ越しや家のクリーニング、片付けサービスを手がける。優良産廃処理業者に認定されている大栄環境などと連携し、引っ越しや片付けなどのサービス提供時に不要家電を回収する。

　小型家電製品の再資源化促進と廃棄物の適正な処理を目的にする「小型家電リサイクル法の」施行から3年が経過したものの、回収が進んでいないという。廃棄の方法が分からない層も多いことから、小型家電リサイクルサービスを実施する。YHCのサービスと同時に回収するため、回収業者を待つ必要がない。箱詰めや運び出しもYHCが行う。

　YHCが引っ越しやハウスクリーニング、片付けなどのサービスで顧客宅を訪問した際に小型家電製品を収集して最寄りの拠点まで運び、集約拠点での商品確認、資源化施設への引き渡しまで担当する。該当する家電には専用シールを貼付し、リサイクル料を収受したことを証明する。回収家電製品は大栄環境などが適正に処理して再資源化する。

　費用は、運賃とリサイクル料を合わせ、家電製品によって1000〜6000円の5段階に設定した。1000円は携帯電話、デジタルカメラ、カーナビ、ゲーム機などダンボール1箱、6000円は大型マッサージチェア1個などで、電子レンジ、扇風機は1個2900円となる。YHCは今後、顧客宅にある再資源化できる家電製品を有効活用するための支援を進める。