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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、フィンランド企業との提携によるバイオマス発電プラントを初受注

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2016.10.14 【情報源】企業/2016.10.07 発表

 JFEエンジニアリングは、フィンランドのボイラー製造企業、バルメットとの提携によるバイオマス発電プラントを初めて受注した。王子製紙を中核にする王子ホールディングス100%子会社でパルプ・エネルギー事業を手掛ける王子グリーンリソースが55%、三菱製紙が45%出資する事業会社のエム・ピー・エム・王子エコエネルギー(MOE)向けとなる。

 JFEエンジは、さまざまな燃料に対応できるバルメット製の“循環流動層(CFB)”を採用したボイラー「CYMICTMボイラ」を採用し、バイオマス発電プラントの設計・調達・建設(EPC)を実施する。この発電プラントは、MOEが三菱製紙八戸工場(青森県八戸市)内に設置する。約75MW(7万5000kW)の出力があり、木材チップやヤシがらなどのバイオマスと、石炭を燃料に使用する。

 発電プラントは年間で5億3000万kWhの電力を供給する。これは約15万世帯の年間電力消費量にあたる。発電電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して電力会社に販売する。2019年6月の事業開始を計画する。バルメットの最新技術によって75MW級のバイオマス発電プラントとして最高水準の発電効率が達成できることから、採用された。

 バルメットは低品位炭、高水分木質チップ、廃棄物など多様な固形物質を燃料にするボイラーのトップ企業で、バイオマス専焼運転可能な世界最大の260MW(26万kW)ボイラーをはじめ250機以上を納入している。JFEエンジは10〜50MW(1万〜5万kW)で実績があるが、大型化や燃料の多様化に対応するため、日本で独占供給する提携契約を2015年3月に結んだ。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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