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環境ニュース[国内]

イオン、持続可能な漁業を示す「MSC認証」を東北で初取得したカツオを販売

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2016.10.31 【情報源】企業/2016.10.27 発表

 イオンは、持続可能な漁業で取った水産物を示す世界的な認証「MSC(海洋管理協議会)認証」を取得したカツオ「トップバリュ 一本釣り炭火焼かつお」を全国で販売する。グループのスーパー「イオン」「イオンスタイル」など約1000店舗で11月4日から扱う。宮城県塩釜市に水揚げされたカツオで、東北地方で初めてMSC認証を受けた。

 トップバリュ 一本釣り炭火焼かつおは、2011年3月の東日本大震災に伴う津波で港や工場に大きな被害があった塩釜市の取引先水産加工業者との協業で商品化した。この水産加工業者は工場の再建と、自社船による一本釣りでカツオの水揚げに取り組んだ。一本釣りは1尾ずつ取る方法のため魚体へのダメージが少なく、品質が高いとされる。

 群れを一気に取る巻き網漁法と比較して持続可能な漁法となり、水揚げから加工までの一貫体制でトレーサビリティー(追跡可能性)も確立していることから、MSC認証を取得した。MSC認証は責任ある漁業を推奨する非営利団体のMSCが実施する。MSCは漁業資源の減少から増加への転換や漁業者の生計維持、世界の海洋環境保全を目指す。

 日本でMSC認証を受けた魚は京都のアカガレイ、北海道のホタテに続いて3例目となる。トップバリュ 一本釣り炭火焼かつおの価格例は100gあたり257円(税込み)で、店舗ごとに扱う商品は異なる。イオンはMSC認証に加え、環境や社会に配慮した養殖場での水産物を示す「ASC認証」商品を展開し、両認証で最大21種類45品目をそろえる。【イオン株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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