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環境ニュース[国内]

凸版印刷、使用後に解体しやすい紙パック容器で口栓の分離が簡単な新製品を開発

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2016.12.01 【情報源】企業/2016.11.25 発表

 凸版印刷は、使用後に解体しやすい紙パック容器「EP-PAK(イーピーパック)オルカット」で、プラスチック製の口栓の分離が簡単な新製品「トルキャップ」を開発した。これまで困難だった容器頭部の紙とプラスチックの分別を可能にして廃棄性を高めた。省資源、環境適正ニーズに応えた。酒類・飲料業界向けに、2017年3月に販売を始める。

 オルカットは、内容物が常温で長期保存可能な口栓付き液体紙容器「EP-PAK」の環境配慮型パッケージだ。ミシン目に沿って前後に折り曲げて、手で引き裂くことで頭部が分離できる。新開発のトルキャップは、口栓を固定している土台の部材に特殊加工を施した。オルカットの機能で分離した頭部を左右の中心で折り曲げると土台が壊れる。

 頭部を分けた後、再びキャップを装着し、縦折りすることで、キャップの根元が割れる。これにより、手でねじり取れ、紙とプラスチックが分別できる仕組みとなる。従来廃棄時の分別が難しかった口栓付きの頭部も簡単に分別可能にして、オルカットの環境適性をさらに高めたパッケージを実現した。既設の充てん生産機に対応し、製品の切り替えもしやすい。

 環境配慮への関心の高まりを受け、事業活動での環境負荷低減が企業の重要課題とされている。製品の一部になるパッケージにも省資源や環境適性が求められていることからトルキャップを開発した。従来のEP-PAKとほぼ同等の価格を維持する。凸版印刷は清酒・焼酎などの酒類や飲料業界などに展開し、2017年度に約4億円の売上高を目指す。【凸版印刷株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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