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環境ニュース[国内]

凸版印刷、袋のままレンジで温められるパウチをセブン&アイが採用、CO2削減に効果

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.09.13 【情報源】企業/2016.09.08 発表

 凸版印刷が提供する袋のまま電子レンジで温められるスタンディングパウチ(自立する袋)をセブン&アイ・ホールディングスがプライベートブランド(PB)の3種類の商品に採用した。水やラップなどの使用が減り、パッケージのライフサイクル全体でCO2排出量と水の消費量を削減する。アルミを使わないことでレンジでの加熱もできる。

 このスタンディングパウチは「蒸できスタンディングパウチ」で、蒸気口から蒸気を逃がす特殊な構造とスタンディング形状によって袋を立たせたまま電子レンジで温加熱できる。スープなどの液体食品、惣菜などの固形食品に幅広く対応する。層の構成に凸版印刷の透明バリアーフィルム「GL FILM」を利用することで、内容物の鮮度を長期間保持する。

 セブン&アイはPB「セブンゴールド」の人気商品「金のハンバーグ」「金のビーフカレー」「金のビーフシチュー」に導入した。従来はパウチの素材にアルミを使っていたため、そのままでは電子レンジで温められなかった。蒸できスタンディングパウチで湯煎加熱時の水や、レンジで加熱する際の耐熱皿、ラップの使用が削減できるようになった。

 包材の原材料調達から輸送までと使用・廃棄段階で、旧仕様と比べて金のハンバーグはCO2排出量を39.9%、水の消費量が71.8%削減できる。金のビーフカレーはそれぞれ41.7%、71.2%、金のビーフシチューは42.1%、71.8%抑制する。凸版印刷は環境配慮を訴えて展開し、電子レンジ用の機能包材全体で2017年度に約30億円の売り上げを目指す。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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