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環境ニュース[国内]

キヤノン、日経新聞社の第20回「環境経営度調査」製造業総合ランキングで首位

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2017.01.26 【情報源】企業/2017.01.23 発表

 キヤノンは、日本経済新聞社が実施した第20回「環境経営度調査」の製造業総合ランキングで首位を獲得した。カーボン・オフセットサービスやリサイクルシステムの確立などが認められ、前回(第19回)の3位から順位を上げた。5項目の評価指標のうち3つで最高点になるなど、高く評価された。前回1位のコニカミノルタは3位だった。

 環境経営度調査は1997年から毎年1回行われ、環境対策と経営効率向上を進めている企業を評価する。製造業部門は、環境経営推進体制、汚染対策・生物多様性対応、資源循環、製品対策、温暖化対策の5項目を評価指標としている。この指標に基づき、企業の環境経営度を総合スコアで算出して順位を付ける。1733社にアンケート調査し、回答した396社を評価対象にした。

 キヤノンは環境経営推進体制、資源循環、温暖化対策で最高点になった。その結果、各項目100点・最高スコア500点で496点を獲得した。オフィス用複合機や一部のプロダクションプリンターで排出したCO2をゼロとみなすカーボン・オフセットサービスの提供や、トナー・インクカートリッジの自動リサイクルシステムの確立などが評価された。

 キヤノンは環境ビジョンを2008年に策定した。製品1台がライフサイクルで排出するCO2を年率3%削減することを目標に、生産拠点の省エネ活動や環境負荷が低い物流への転換、製品使用時の消費電力削減、消耗品のリサイクルなどに取り組んでいる。2015年は2008年比で約30%、毎年平均約5%削減した。キヤノンの製造業トップは13年ぶり3回目となる。【キヤノン株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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