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環境ニュース[国内]

IHI、バイオマス高比率混焼で「新エネ大賞経済産業大臣賞」受賞、新日鉄住金と

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2017.02.02 【情報源】企業/2017.01.27 発表

 IHIは、バイオマスを高比率で混焼する取り組みで新日鉄住金とともに2016年度「新エネ大賞」の最高賞となる経済産業大臣賞を受賞した。IHIは、既存の発電設備に小規模な改造を加えて木質バイオマスの混焼率を大きく引き上げられることを実証した。技術を稼働中の石炭火力発電所に適用するとCO2排出が大幅に削減できる、と評価された。

 新エネ大賞は、新エネルギーについての調査・研究などを行う一般財団法人の新エネルギー財団が主催し、新エネルギーに関する優れた機器の開発や設備の導入、普及啓発を表彰する。1996年度に始まり、今回で20回目となる。IHIと新日鉄住金は連携して行った「国内微粉炭火力へのバイオマス混焼拡大への先進的な取り組み」で受賞した。

 IHIと新日鉄住金は、同社の釜石製鉄所(岩手県釜石市)にある出力149MW(14万9000kW)の石炭火力発電設備を使い、一般的に熱量比で数%にとどまる木質バイオマス木質ペレット)=小型の固形燃料=の混焼率で熱量比25%(重量比33%)を達成した。既設のミル(粉砕機)の軽微な改造によって混焼率を飛躍的に高めることに成功した。

 新日鉄住金が地元の林業関係者と連携して木質バイオマス資源を調達するとともに、そのための法人を設立したことも認められた。IHIはこの成果を発展させ、石炭火力発電所でのバイオマス高比率混焼によるCO2削減に力を入れる。加えて発電設備の高効率化やCO2回収技術の開発など資源・エネルギー・環境分野で積極的に事業展開する。【株式会社IHI】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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