国際エネルギー機関、世界のエネルギー投資の傾向を分析

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2017.02.22 【情報源】国際機関／2017.02.07 発表

　国際エネルギー機関（IEA）は、世界のエネルギー部門は大きく変化しており、エネルギー安全保障と環境の持続可能性のためには投資の決定がかつて以上に重要になっているとして、世界のエネルギー投資を取り巻く近年の傾向を分析している。この一環として、2017年2月6日にはパリで初のIEA世界エネルギー投資ラウンドテーブルが開催され、産業および金融の代表者40名超が参加、エネルギー部門の投資における3つの最新の傾向について議論した。第一に、エネルギー部門の全体像が変化しており、異なる燃料間の競争が再形成されている。第二に、企業や投資家が新興のエネルギー技術、エネルギー価格の再調整、エネルギービジネスモデルの変化にどのように対応するかという問題がある。第三に、エネルギー部門の資金動員は政策、技術、マクロ経済構造の変化に適応しつつある。例えば、再生可能エネルギーを中心に規制および政策措置を介したエネルギー投資のシェアが拡大しているという。IEAはこれらの議論を、2017年7月初頭に公表予定の世界のエネルギー投資に関する報告書で総括するとしている。【国際エネルギー機関】