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環境ニュース[国内]

OECD環境大臣会合がパリで開催 3つの理事会勧告案が採択

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.04.27 【情報源】環境省/2004.04.22 発表

 2004年4月20・21日の両日、パリの経済協力開発機構(OECD)本部で、OECD環境大臣会合が開催された。
 今回の会合にはOECD加盟30か国とEC、非加盟国7か国の環境大臣や、4国際機関、企業、労働組合、環境団体の代表が参加。
 議題としては2001年に開催された前回の環境大臣会合で採択された「21世紀最初の10年間のためのOECD環境戦略」の実施状況について初の評価が行われたほか、日本が提案した(1)物質フローと資源生産性に関する理事会勧告案のほか、(2)交通・環境統合政策の評価と意思決定に関する理事会勧告案、(3)生物多様性保全と持続可能な利用を促進する際の経済的手法の利用に関する理事会勧告案−−の3つの理事会勧告案が承認された。
 このうち(1)は加盟国に物質フローに関する情報整備と利用を促すとともに、環境政策委員会に加盟国の取組支援や資源生産性向上のための指標開発を進めることを指示したもの、(2)は環境政策委員会に欧州運輸大臣会議と合同で、交通部門の環境統合評価手続きと手段の開発についての優良事例を調べ、理事会に報告するよう指示したもの、(3)は加盟国に生物多様性資源とその関連資源の保全、持続的利用のための政策枠組みの構築を促し、生物多様性保全管理に関する経済手法の利用について、国際合意を目指すことを勧告したもの。
 さらに会議の成果として、「持続可能な開発に関するOECDの更なる活動に関する環境大臣声明」が採択された。【環境省】

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