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環境ニュース[国内]

第2回地球観測サミット開催 地球観測システム創設枠組み文書が採択

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2004.04.27 【情報源】環境省/2004.04.26 発表

 2004年4月25日、東京・港区のホテルオークラ内で第2回地球観測サミットが開催された。
 地球観測サミットは2003年6月のエビアン・G8サミットで合意された、地球観測に関する国際協力強化をめざした実施計画の国際的検討の場として想定された会合。第1回のサミットは2003年7月に米国ワシントンD.C.で開催されている。
 今回の第2回サミットには約43か国とEU、約25の国際機関が参加。会議の成果として「地球観測の10年実施計画枠組み文書」と第2回地球観測サミット公式声明が採択された。
 このうち「地球観測の10年実施計画枠組み文書」は2005年から2014年までを想定した「地球観測システム創設のための10年実施計画」の基本方針をまとめたもので、現在、地球全体の観測の問題点となっている、途上国での観測の技術的未整備、データ空白域の存在、観測継続の困難さの克服をめざし、途上国を対象にしたデータ利用のための教育・訓練を実施することや、(1)災害、(2)人の健康と福祉、(3)エネルギー資源管理、(4)気候変動、(5)水資源管理、(6)気象、(7)陸域・沿岸・海洋生態、(8)持続可能な農業と砂漠化対策、(9)生物多様性に関する情報提供に取り組み、持続可能な開発に貢献していくとしている。
 また、第2回地球観測サミット公式声明は、2005年にベルギーで開催予定の第3回地球観測サミットの前に、「10年実施計画」案をまとめるよう球観測作業部会に依頼するとの方針を示している。【環境省】

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