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環境ニュース[国内]

第10回国際サンゴ礁シンポジウム、「沖縄宣言」を採択し閉会

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.07.05 【情報源】環境省/2004.07.02 発表

 沖縄県宜野湾市で開催されていた「第10回国際サンゴ礁シンポジウム」は最終日の2004年7月2日、「危機にある世界のサンゴ礁の保全と再生に関する沖縄宣言」を全会一致で採択し、閉会した。
 同シンポジウムは2004年6月28日から7月2日まで開催され、87か国からサンゴ礁研究者など1,370人が参加。1,381件の研究、保全活動の発表が行われた。
 「沖縄宣言」はこれらの発表に基づき、危機的なサンゴ礁の劣化をもたらしている気候変動の抑制のほか、水質悪化、漁業資源の大量採取などの直接的な脅威を減らしていかなければならないと指摘。これらの目的を達成するために(1)持続的なサンゴ礁漁業の達成、(2)サンゴ礁での海洋保護区の増設、(3)土地利用の変化による水質への影響改善、(4)サンゴ礁再生の新技術開発−−の4つの戦略を提案し、さらに、こうした取組みは科学者、管理担当者、政策決定者、市民らの連携、サンゴ礁保全の国際的な枠組みである「国際サンゴ礁イニシアチブ(ICRI)」などの国際組織の協力により強化されるべきとした。
 なお、11回の国際サンゴ礁シンポジウムは、2008年に米国フロリダ州で開催されることが決定した。【環境省】

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