ワシントン条約第１３回締約国会議がタイ・バンコクで開催へ

【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.09.28 【情報源】環境省／2004.09.28 発表

　ワシントン条約（ＣＩＴＥＳ）第１３回締約国会議が２００４年１０月２日から１４日までタイのバンコクで開催されることになった。
　ワシントン条約は、絶滅のおそれのある野生動植物の保護、採取・捕獲の抑制を図るために、野生動物やその体の一部についての国際取引規制を行っている条約。
　今回の会合では条約の対象となる附属書の改正提案、条約の運営事項、種の取引と保全に関する決議などが採択される予定。
　なお日本政府は２００４年５月に、（１）ミンククジラ北半球系群を附属書１（国際取引禁止種）から附属書２（国際取引可能種）に降格する附属書改正案、（２）ＣＩＴＥＳから国際捕鯨委員会（ＩＷＣ）に対し、鯨類捕獲枠の計算の基礎となる改訂管理制度（ＲＭＳ）の完成・実施を要請する決議、（３）１３回締約国会議の中で、海産種の扱いについての国連食糧農業機関（ＦＡＯ）とＣＩＴＥＳ間の了解覚書案（ＭＯＵ）の作成進捗状況を報告し、内容の審議を行うよう求める討議文書−−の３つの提案をこの締約国会議の議題案として提出している。【環境省】