マータイさんのノーベル平和賞受賞に日本政府が祝意

　外務省の高島報道官は２００４年１０月８日、ケニア共和国の環境・天然資源・野生動物省副大臣であるワンガリ・マータイさんのノーベル平和賞受賞に対する日本政府の祝意を外務報道官談話として発表した。
　マータイさんはケニアで約３０年にわたって３０００万本の植林を行った草の根運動「グーリンベルト運動」の創始者。アフリカ女性の受賞、また環境分野での受賞はノーベル平和賞で初めて。
　外務報道官談話はこの点を踏まえ、「マータイ女史の受賞はアフリカの全ての人々に希望と勇気を与えるもの」とし、「日本も持続可能な開発や民主化などの問題に積極的に取り組んでおり、その意味でもマータイ女史のノーベル賞受賞を賞賛したい」と結んでいる。【外務省】