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環境ニュース[国内]

EU 新水質規制対象物質を公表

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】/2001.01.18 発表

 欧州委員会は、新しいEUの水枠組み指令(the Water Framework Directive 2000/60/EC)の規制対象となる32種類の「優先物質」リストを提案した。
 新水枠組み指令は、EUの水域を化学的、生態学的に健全な状況にすることを目指すもので、2000年9月に採択され、12月22日から施行されている。特に、特定の有害化学物質については、20年以内に、水域への排出を段階的に停止することとされている。
 今回のリストはこの規制対象となる可能性のある物質を挙げたもの。このうち、排出停止の対象となる「優先有害物質」として水銀トリブチルスズ化合物ノニルフェノール、ヘキサクロロヘキサン等11物質が挙げられている。また、優先有害物質として指定すべきか調査を行う物質として、、ナフタリン、トリクロロベンゼン等11物質が挙げられている。後者の物資については、2003年までに結論を出すこととされている。
 欧州委員会は、今後、本リストが欧州議会及び閣僚理事会によって採択された後、これらの物質に関する水質基準及び排出規制策を提案する予定である。【欧州委員会環境総局】

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