一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境用語 硝酸性窒素

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2010.10.14

硝酸性窒素

ショウサンセイチッソ   【英】Nitrate Nitrogen  

解説

硝酸性窒素は硝酸塩として含まれている窒素のことで、水中では硝酸イオンとして存在している。肥料、家畜のふん尿や生活排水に含まれるアンモニウムが酸化されたもので、作物に吸収されなかった窒素分は土壌から溶け出して富栄養化の原因となる。

人が硝酸性窒素を多量に摂取した場合、一部が消化器内の微生物により還元されて、体内に亜硝酸態窒素として吸収され、血中でヘモグロビンと結合してメトヘモグロビンとなり、これは酸素運搬能力がないため、体内の酸素供給が不十分となり、酸欠状態となる(メトヘモグロビン血症)。また硝酸性窒素は胃の中で発ガン性のN-ニトロソ化合物を生成する。

水道水では1978年に水質基準が設けられ、現在の基準は10mg/L以下(硝酸性窒素の分解過程でできる亜硝酸性窒素を含む)。1999年には、地下水や、河川などの公共水域にも同じ値の環境基準が設けられた。

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト