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エネルギー起源二酸化炭素排出 環境用語

作成日 | 2023.09.03  更新日 | 2023.11.20

エネルギー起源二酸化炭素排出

エネルギーキゲンニサンカタンソハイシュツ   【英】energy-related carbon dioxide emissions、CO2 emissions resulting from energy use  

解説

発電や加熱・冷却等でエネルギーを消費、利用するために、石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料を燃焼する際に発生する二酸化炭素(CO2)を排出すること。

日本の温室効果ガスの排出量(11.70億トン、2021年度)のうちエネルギー起源二酸化炭素は84.5%(988億トン)を占めており、2013年度に比べて排出量は約20%減少している。

なお、温室効果ガスの排出量を電力及び熱の消費量に応じて消費する側の各部門に配分してみた場合(電気・熱配分後排出量)、産業部門はエネルギー起源二酸化炭素の約38%と最も多く、次いで業務その他、運輸(ともに約19%)、家庭部門(16%)、エネルギー転換部門(9%)の順となっている。いずれの分野でも2013年度に比べて電力のCO2排出原単位の改善や省エネの進展等により減少している。

しかし新型コロナウイルス感染症からの経済状況の回復等によるエネルギー消費量の増加等により、2020年度に比べてエネルギー起源二酸化炭素排出量全体では約2%増加しており、脱炭素化のためには省エネルギー再生可能エネルギーの利用等による一層の削減が重要である。(2023年8月作成)

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