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環境ニュース[国内]

JXエネルギーと東京ガスの発電事業会社が増設を計画、環境配慮書を送付

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.06.12 【情報源】企業/2015.06.10 発表

 JX日鉱日石エネルギーと東京ガスが共同出資する発電事業会社の川崎天然ガス発電は、既存の川崎天然ガス発電所(川崎市川崎区)の増設を計画している。環境影響評価法に基づいて6月10日、計画段階環境配慮書を経済産業大臣と関係自治体の神奈川県知事、川崎市長、横浜市長、東京都知事などに送付した。
 川崎天然ガス発電は資本金37億5000万円で、JXエネルギーが51%、東京ガスが49%出資し、発電・電力供給のほか、蒸気や温水などのエネルギー供給事業を手掛ける。川崎天然ガス発電所は、省エネ性の高いガスタービンコンバインドサイクル方式で発電する。2008年4月に1号機、同年10月に2号機が運転開始した。合わせて約84万7000kWの出力がある。
 今回、川崎天然ガス発電所に隣接する場所に3号機と4号機を増設する。どちらも1、2号機と同様に天然ガスを燃料にしたガスタービンコンバインドサイクル発電方式を採用する。それぞれ約55万kWの出力を見込み、2021年の運転開始を予定する。同方式はガスタービンで発電した後、その排熱を使って蒸気タービンでも発電するため効率が高い。
 JXエネルギーは「総合エネルギー企業」の基盤強化に向けて電力販売先の開拓や新規電源開発など電力事業の拡大を進めている。東京ガスは経営ビジョンで「競争力ある電源の拡充」を掲げる。3、4号機の増設は、両社の経営方針に沿って決めた。環境配慮書は関係自治体と川崎天然ガス発電のウェブサイトで6月11日から7月10日まで見られる。【JX日鉱日石エネルギー(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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