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環境ニュース[国内]

愛・地球博の環境アセス 解体工事評価など2追跡調査に対し経産大臣意見送付

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2005.09.14 【情報源】経済産業省/2005.09.13 発表

 経済産業省は愛・地球博(2005年日本国際博覧会)の環境影響評価追跡調査報告書のうち、「会期終了後の工事に伴う予測・評価」と「04年度環境モニタリング調査報告書」に対する、経済産業大臣の助言を2005年9月13日付けで財団法人2005年日本国際博覧会協会に提出した。
 愛・地球博の環境影響評価については、評価書に対する事業所管大臣の経済産業大臣意見が02年6月にまとめられており、一連の環境アセス手続きは終了している。
 ただし最終的な評価書は8項目の追跡調査を行った上で作成することになっており、今回の意見はこのうち、「会期終了後の工事」と「04年度環境モニタリング」についての追跡調査書に対し、9月1日にまとまった環境大臣意見を踏まえてまとめられたもの。
 (1)解体・撤去工事実施に伴う動植物のモニタリング調査では環境保全措置の改善に役立つような調査に努める、(2)沈砂池からの放流水の濁度について必要な環境保全措置を実施する、(3)報告書はわかりやすい記述や説明をこころがける、(4)これまで実施してきた一連の環境影響評価の総括を行うこと、(5)環境大臣助言に対する適切な対応を検討する−−などの指摘を行った。
 なお環境大臣助言では、会期終了後の工事に関しては、(一)解体・撤去工事に伴う発生材再利用先の明確化、(二)廃棄物リユースリサイクル方法の検討、(三)工事用車両から排出される浮遊粒子状物質対策の実施、(四)これまでに蓄積された環境保全の知見の共有化、(五)会場跡地保全のための調整実施−−が指摘され、一方04年度環境モニタリング調査については、(五)モニタリング調査計画に基いた会期終了後のモニタリング実施、(六)04年度モニタリングで管理目標値を超過した日が多かった工事の放流水水質管理に関する対策検討、(七)その検討結果の解体・撤去工事への反映−−などが指摘されていた。【経済産業省】

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