イラク南部湿地環境保全関係者に対する研修を日本国内で実施へ

　イラク南部湿地の環境保全に携わるイラク政府関係者計１３名を対象に、日本政府は２００６年３月１５日から２４日まで、日本国内で湿地環境保全研修を実施する。
　日本政府はこれまで、国連イラク復興信託基金への資金拠出を通じ、国連環境計画（ＵＮＥＰ）が実施する「イラク南部湿原環境管理支援事業」を支援してきた。
　今回の研修は、イラク政府担当者の湿地環境保全に対する一般的知見を深めることが目的で、独立行政法人国際協力機構（ＪＩＣＡ）による研修事業として行われる。
　プログラムとしては、研修参加者と湿地環境保全に関わる日本の有識者との意見交換、釧路湿原保全の取組みや他国の湿地環境保全事例に関する講義、大阪の浄水場、琵琶湖博物館などの視察－－が予定されている。【外務省】