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環境ニュース[国内]

CSRにもとづくグリーン物流の取組みマニュアルを作成

大気環境 交通問題】 【掲載日】2006.04.27 【情報源】国土交通省/2006.04.27 発表

 国土交通省の「CSR(企業の社会的責任)の見地からみたグリーン物流研究会(座長:上妻義直・上智大学教授)は平成18年4月27日までに、「CSRの見地からのグリーン物流推進企業マニュアル」をまとめた。
 この研究会はグリーン物流(環境に配慮した物流)に関する企業の取組みをCSRの観点から促進し、市場や消費者の評価につなげていくことをめざし設置されたもの。17年11月からCSRとグリーン物流の取組みについての現状把握や先進事例の分析を行い、今回のマニュアルをまとめた。
 マニュアルは、物流事業者、荷主企業の中でCSRやグリーン物流にこれまでなじみがなかった企業を読者に想定し、物流事業者、荷主企業、金融機関が取組み、効果を挙げている勘定配慮活動の事例を紹介している。
 このうち物流事業者の取組み内容は、(1)環境報告書の作成など組織としての取組み、(2)共同輸配送やエコ包装など環境に配慮した事業活動、(3)人材育成、(4)省エネ活動など事業所内での取組み、(5)事業所緑化など地域社会との共生−−の5分野に分けて紹介されており、それぞれの活動の難易度とコスト削減・顧客拡大などの効果が示されている。
 また荷主企業の取組み内容としては、(一)グリーン調達、(二)荷主企業としてのCO2削減計画の策定、)(三)商品のコンパクト化、(四)メーカー主導型の共同輸配送、(五)物流事業者のグリーン物流への理解−−が示され、金融機関の取組み内容には、(A)環境配慮経営を行う企業への低利融資、(B)エコファンドなどの社会的責任投資の進展、(C)環境格付けに当っての物流面での取り組み評価−−があげられている。
 マニュアルはホームページから閲覧が可能。【国土交通省】

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