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環境ニュース[国内]

58〜60件めの京都メカニズム案件承認 ホンジュラスでのCDMプロジェクトなど

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2006.08.16 【情報源】経済産業省/2006.08.16 発表

 経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト3件が2006年8月15日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なCDMプロジェクトとなった。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
 今回承認されたプロジェクトは、東京電力(株)が申請した、(1)ホンジュラス・ヴィラヌエバ市製糖工場でのサトウキビの搾りかすを燃料に使用した高効率ボイラー・ターボジェネレーター導入プロジェクトと、電源開発(株)が申請した(2)コロンビア・アンティグア県での発電所出力計31.5MWの2つの水力発電所建設プロジェクト、三菱UFJ証券(株)が申請した(3)韓国・忠清北道での総発電量746kWのバイオマス発電プラントを建設・運営プロジェクト。
 年平均CO2排出削減量は(1)で4.5万トン、(2)で7.2万トン、(3)で0.48万トンが見込まれている。
 共同実施(JI)も入れると、日本としては58〜60件めの正式な京都メカニズム承認案件にあたり、経済産業省がプロジェクトの支援を行うことになる。
 なお、これらの案件を京都議定書にもとづいた正式なCDM案件とするためには、今後さらに、DOE(指定運営機関;CDM理事会が指定する第3者機関)による事業審査報告書をCDM理事会に提出し、CDM事業としての登録承認を得ることが必要となる。【経済産業省】

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