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環境ニュース[国内]

ドイツ 生物多様性保全のための企業による国際イニシアティブが誕生

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2008.02.29 【情報源】/2008.02.14 発表

 ドイツ連邦環境省のガブリエル大臣は、2月14日、企業による生物多様性保全を目的にした国際イニシアティブ「企業と生物多様性」が発足したことを発表した。
 この取り組みには、ビオナーデ、ハイデルベルグセメント、鹿島建設、ドイツ復興銀行、クロムバッハ、オットー・グループ、王子製紙、フォルクスワーゲンなど多数の有名企業が参加。生物多様性条約の3つの目的(生物多様性の保全、その構成要素の持続可能な利用、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正な配分)を支持することを盛り込んだ宣言に調印した。
 また、宣言文では、以下の事項について、各社が約束することとしている。
生物多様性への影響を考慮して事業活動を分析する。
環境マネジメントシステムの対象に「生物多様性の保全」を組み入れ、生物多様性に関する指標を開発する。
生物多様性分野に関する活動を管轄する責任者を社内に置き、役員会に報告させる。
●実施可能・測定可能な目標を設定してモニタリングを行う。目標は2、3年ごとに改定する。
●企業の環境報告書等の中で、生物多様性分野での活動や達成事項を公表する。
●サプライヤーに企業の生物多様性目標を伝え、サプライヤーも巻き込んでいく。
●研究機関、NGO、政府機関等との協力の可能性について検討する。
 現時点では、5月にボンで開催される生物多様性条約締約国会議までに、さらなる企業の参加が見込まれている。
 このイニシアティブの運営は、ドイツ連邦環境省の委託により、ドイツ技術協力公社(GTZ)が担当している。【ドイツ連邦環境省】

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