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環境ニュース[海外]

2008年のCDM事業 4000件の大台を突破

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2008.12.22 【情報源】国連/2008.12.11 発表

 2008年のクリーン開発メカニズム(CDM)事業の状況が公表され、既に4200件以上のプロジェクトが、登録済みまたは登録申請・有効化審査の途中にあることが明らかになった。2004年のプロジェクト件数は僅か60件だったが、ここ数年で急増したという。
 このうち、最も件数が多かったのは中規模・小規模の水力発電事業で、次いで、バイオマスエネルギー、風力発電、工場の廃熱を利用した発電が多かった。また、国別では、中国で実施される事業が最も多く(1557件)、インド(1135件)、ブラジル(329件)の順となっている(2008年11月時点でのデータ)。
 最近は、この3カ国以外の国々でのプロジェクトも徐々に増えつつあり、中国とインドを除くアジア・太平洋地域の事業件数は、2004年の5件から、2008年には550件に増加した。また、ブラジルとメキシコを除く、南米・カリブ海諸国の事業件数も、2004年の19件から、2008年には290件に増加している。
 今後、事業件数は、2012年までに8000件に到達する見込み。これにより、16億トン分の炭素クレジット(CER:認証排出削減量)が発行され、先進国から途上国に300億ドルの資金が提供されるという。【UNEP】

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