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環境ニュース[国内]

世界気象機関(WMO)、気候と農業の問題で国際ワークショップ開催

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.07.20 【情報源】/2010.07.07 発表

 農業と食糧生産に関連した気候問題を検討する国際ワークショップがブラジルのベロオリゾンテ市で開催され(2010年7月12〜14日)、世界各地から気象学者と農業従事者が参加する。参加者は農業への気象・気候リスクについて議論し、特に「世界の小自作農4億5000万人の生活危機」について考える。このワークショップでの提案は、同市で引き続き開かれる世界気象機関(WMO)の第15回農業気象委員会で検討される。
 気象や気候に関するタイムリーな予報は、農作業だけでなく気候変動への適応のために不可欠であることから、ワークショップではWMOの専門家らが、異常気象に脆弱な地域において、気象や気候に関するサービスを普及させリスクを低減させるための手段を提案するとともに、気候変動リスク管理も検討する。世界人口の急増による食糧不足が懸念されており、自然災害も今後増加すると見込まれるため、農業の気象リスク対策として、WMO加盟各国の気象水文機関(NMHS)はデータ、予測、早期警報を提供し、自然資源の持続可能な利用と農業生産の拡大を図っている。しかし、特に途上国の農村において、気象・気候に関するサービスが普及していないことが問題となっており、ワークショップではサービスの有効性などについて農業関係者の意見を取り上げるという。【世界気象機関

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