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環境ニュース[国内]

「第5回日本・モンゴル環境政策対話」を開催

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2011.01.25 【情報源】環境省/2011.01.24 発表

 環境省は、を2011年1月20日に、東京・港区の三田共用会議所で開催した「第5回日本・モンゴル環境政策対話」の概要を公表した。
 日本・モンゴル環境政策対話は、日本、モンゴル双方の環境分野の政策や課題について意見交換を行うとともに、環境分野での連携について認識を共有することにより、両国及び地域の環境政策の進展を図ることを目的とするもの。
 今回の「対話」には、日本側から鈴木地球環境局長、塚本国際連携課長、新田国際協力室長ら、バトソーリ自然環境観光省次官、ジグジッド駐日モンゴル大使、バングラスチ同省持続的開発戦略局長らが出席。
 [1]気候変動対策、[2]自然保護対策、[3]日本モンゴル間の二国間協力−−などが議題となった。
 [1]については、日本側から、気候変動交渉に関連して、2013年以降の国際的枠組みに関する日本の立場を説明するとともに、気候変動の悪影響に対処するための適応策に関する取組と、そのための科学的知見の重要性等について説明を行った。
 モンゴル側からは、モンゴルにおける適応策に関する調査結果について説明がなされ、適応策を推進することが極めて重要であるとの認識が示された。
 今後、気候変動対策、特に適応対策分野や新たな市場メカニズムを活用した二国間メカニズムについて、両国間の連携を深めていくことが確認されたほか、 2013年以降の国際枠組については、すべての主要国が参加する公平かつ実効性のある枠組みが必要であるとの認識が共有された。
 [2]のうち、生物多様性の確保については、日本側から、生物多様性条約締約国会議(COP10)の成果として、愛知ターゲット、名古屋議定書、SATOYAMAイニシアティブ等について説明を行うとともに、COP10の成果に即した日本の取組について紹介した。モンゴル側からは、モンゴルにおける生物多様性の状況及び今後の協力の可能性について説明が行われた。
 特に、SATOYAMAイニシアティブを通じた自然環境の保全を積極的に進展させていくべきとの共通認識が得られた。
 [3]については、日本側から、モンゴルにおいて実施されているJICAプロジェクト(廃棄物処理、大気汚染、2ステップローン)の概要及び進捗状況について説明があった。
 モンゴル側から、これらのプロジェクトの進捗について謝意が示されるとともに、今後の課題として、大気汚染対策、建設廃棄物や有害廃棄物の管理、気候変動分野、エコツーリズム地域での衛生環境の改善等が示された。
 これらの課題も含め、今後の連携強化について議論を行うための調査ミッションを、環境省側からモンゴル側に早期に派遣し、どのような連携が可能か議論を行うことで、双方が合意した。【環境省】

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