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環境ニュース[国内]

三井不動産レジデンシャル、国交省「省CO2推進モデル事業」のマンション完成

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.03.02 【情報源】企業/2011.02.24 発表

 三井不動産グループで住宅分譲事業を展開する三井不動産レジデンシャルが東京都世田谷区に開発してきた環境配慮型の分譲マンション「パークホームズ等々力レジデンススクエア」(総戸数43戸)が完成した。国土交通省の「省CO2推進モデル事業」に採択され、太陽光発電などCO2排出量を削減するためのさまざまな設備を導入したほか、環境活動の推進などにより、年換算で約5割のCO2削減を見込んでいる。

 マンションは鉄筋3階建て、延べ床面積は約3745m2。6kWの太陽光発電パネルで共用部分の電力をつくり、高効率ガス給湯器「エコジョーズ」やLED(発光ダイオード)照明で省エネを図る。家庭内のエネルギー消費量やCO2排出量を表示するガス給湯リモコンを設置し、エネルギーを見える化する。太陽光発電の電力に対する「グリーン電力証書」も発行し、購入を希望する入居者に販売する。

 イチョウやヒマラヤスギ、ウメなど既存の樹木をシンボルツリーにしたほか、居住棟の間に中庭を配置して季節を体感できるスポットにした。全戸のバルコニーには「緑のカーテン用フック」を設置して夏の陽射しの緩和に利用できるようにした。バルコニーや共用廊下側に通風可能な窓を設け、緑化や自然換気システムなどによる省エネを促進する。

 加えて、環境配慮型の生活を支援するため、ハイブリッドカー1台と電動アシスト自転車4台のシェアリングサービスを導入。駐車場に電気自動車用充電コンセントも設置する。4月に入居が始まり、入居後にはエネルギー消費やCO2排出状況などのモニタリングを行い、各設備や換気システムの効果を検証する。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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