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環境ニュース[国内]

埼玉県 水ビジネスに本格参入へ 将来的には3セク設立も

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2011.03.09 【情報源】地方自治体/2011.03.09 発表

 埼玉県は、成長分野として期待が集まる海外での水ビジネスに本格的に乗り出す。県営上下水道が誇る高い能力を背景に、来年度予算案に関連費用2500万円を計上した。当面は新興国での施設運営のコンサルティング業務から始める方針だが、将来的には水道施設建設を手がける第3セクターの設立も視野に入れている。
 県は環境部や上水道を扱う企業局、下水道局などでつくる「水ビジネス海外展開研究会」を昨年8月に発足、検討を重ねてきた。この中で想定するのは企業局、下水道局職員を現地に派遣、水道施設の管理運営について助言するコンサルティング業務だ。
 2030年には4500億tの水不足に陥るとされ、大都市の排水規制が強化された中国などが主なターゲット。河川水の処理や下水の再利用に関するノウハウ提供や、経営計画立案などの業務が柱となる。県内の中小企業でも参入できる分野として、合併処理浄化槽の売り込みも念頭に置く。
 県営上水道は卸売りベースでは給水人口、施設能力、年間総配水量の各分野で全国1位。下水道もトップ規模の年間約6億tの処理実績を誇り、汚泥リサイクルや下水再利用も進んでいる。 環境部環境政策課 TEL:048-830-3024 【埼玉県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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