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環境ニュース[国内]

能越自動車道(田鶴浜〜七尾)に係る環境影響評価書に 環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2011.07.14 【情報源】環境省/2011.07.13 発表

 環境省は、能越自動車道(田鶴浜〜七尾)に係る環境影響評価書についての環境大臣意見を平成23年7月13日付けで国土交通省に提出した。
 能越自動車道(石川県輪島市〜富山県砺波市・延長約100km)は、一般国道の自動車専用道路として国土交通省北陸地方整備局が事業主体となり整備を進めている高規格幹線道路。今回手続きの対象となる区間は、田鶴浜IC〜七尾ICの約10kmの区間。
 今回の環境大臣意見では、計画段階においてパブリック・インボルブメントの手続が実施され、先行的な取組事例であるとしたうえで、動植物・生態系に関しては、建設段階において新たに希少な動植物が確認された場合は、専門家の助言を得ながら、当該種の生息、生育環境への影響が最小限になるよう、適切な環境保全措置を講ずること。また、温室効果ガスに関しては、予測及び評価を行うに当たって参照した、本事業に類似するものとして活用した既存事例及び定量的なデータについて、本事業との関係性や、それらを用いた具体的な予測及び評価の経緯や結果を示すこと。他の道路事業における取組状況を踏まえ、国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律に基づく特定調達品目等の使用等に努めること。
 また、効率的な施工の実施が建設機械等から排出される温室効果ガス排出量の削減に資することから、地域特性等を踏まえ、温室効果ガスの排出削減等に留意しつつ、効率的な施工計画を策定するよう努めること等を求めている。
 なお、今後、都市計画決定権者である石川県(※)に対して、国土交通大臣等から環境大臣意見を勘案した意見が述べられる予定。

(※)この事業は都市計画に定められるものであるため、環境影響評価法第40条第1項に基づき、環境影響評価は事業者に代わって都市計画決定権者である石川県が実施している。

【環境省】

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