「温泉資源の保護に関するガイドライン（地熱発電関係）」　策定

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.03.27 【情報源】環境省／2012.03.27 発表

　環境省は、平成24年3月27日、温泉資源の保護を図りながら再生可能エネルギーの導入が促進されるよう策定した「温泉資源の保護に関するガイドライン（地熱発電関係）」を各都道府県に対して地方自治法に基づく技術的助言として通知した。
　環境省では、このガイドラインのねらいを現在稼働している地熱発電所に相当する規模の地熱発電の開発の各段階における掘削等について、温泉法における許可又は不許可の判断基準の考え方を示すことであるとしている。
　具体的には、各段階に実施される掘削行為等による温泉資源への影響を判断するために必要な資料とそれに基づく判断の方法等を示している。
　さらに、実際の判断に当たっては、既存の地熱発電開発に係る調査研究成果を踏まえた地熱・温泉資源に関する地熱系概念モデルの構築と、それに基づくシミュレーション等が有効である場合が考えられることから、現在稼働している地熱発電所一帯を対象として行ったシミュレーション結果等についても記述している。【環境省】