一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

日本政策投資銀行、環境格付けに基づく融資を霧島酒造に実施、本格焼酎業界で初

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.04.11 【情報源】企業/2012.04.05 発表

 日本政策投資銀行(DBJ)は、環境格付けに基づく融資を焼酎製造・販売の霧島酒造(宮崎県都城市)に実施した。本格焼酎業界で全国初の環境格付け融資で、宮崎県内の企業でも初めてとなる。霧島酒造は製造工程で生じる焼酎かすのリサイクルなどに取り組み、「環境への配慮に対する取り組みが先進的」との格付けを取得した。

 霧島酒造は1916年(大正5年)創業の老舗の本格焼酎メーカー。宮崎・鹿児島県境に広がる火山群、霧島山の麓で栽培されるサツマイモ「黄金千貫(こがねせんがん)」などを原料に本格焼酎を製造している。代表銘柄の「霧島」、黒麹仕込みの「黒霧島」や、紫芋を使った「赤霧島」などの銘柄を展開し、全国に広く知られる。

 環境格付けでは、メタンの発酵処理を芋くずなどの粉砕物に拡大し、廃棄物ゼロエミッション(排出ゼロ)と再生利用の100%実施を継続して達成している点や、増設した焼酎生産プラントによってバイオガス利用を生産工程に広げたことを評価。生産量が増える中、総エネルギー量やCO2排出量を削減していることも認められた。

 環境格付け融資は、DBJが開発した格付けシステムで企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定して得点に応じて3段階の適用金利を設定する仕組み。120の質問で構成する格付けシートや、企業へのインタビューを通して評価する。2004年に始め、150件以上の実績がある。DBJは今後も、企業の環境経営を金融面から積極的に支える。【(株)日本政策投資銀行】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク